Live2Dで体の動きXを作成

前回の記事では顔を動かすパラメータ「顔の動きXY」を作成しました。

Live2Dで顔の動きXとYを作成
この記事では、Live2Dで顔の動きを作成するにあたって、予め参考となる画像(正面を向いている画像や、上を向いている画像など)を用意して、それを基に顔を動かすパラメータを作成する様子を紹介しています。

今回は顔の動きに合うように、体全体を動かすパラメータを作成していきます。

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使用するイラスト

今回の作業で体を動かすパラメータ「体_X」を設定するイラストです。
斜め右を向いている状態で描かれているので、これを正面方向に動かすパラメータを作成していきます。

使用するイラスト
© Unity Technologies Japan/UCL

パラメータ「体_X」の参考にした画像

上記キャラクタが正面を向いている画像を参考にして体の動きを作成することにしました。
『 参考画像A 』
参考A
「UnityChanOfficialArtLog」P_08
『 参考画像B 』
参考B
「C88 ユニティちゃん アニメーション素材データ」A_00017

体の動きXを作成

前回記事で顔を正面方向に動かすパラメータを作成したので、これに合わせて体を正面方向に動かすパラメータ「体_X」を作成します。手順としては、正面向きの参考画像をパラメータの終値のベースとして、なるべく自然な動きになるように各パーツを変形・回転させるというような感じです。

ここでは主に動かす4つのパーツについて、変形前後の様子を紹介します。

1. 上着のアートメッシュ

デフォルトの状態から最も複雑に変形させることとなったパーツです。
基本的な形状は参考画像A、縦横比は参考画像Bを適用しました。なるべく元の体型を維持するように調整しています。

パラメータ「体_X」上着のアートメッシュ 0.0 ~ 10.0

上着

2. 腕のアートメッシュ

参考画像Aのポーズと同様に、左肩を若干上げたような感じにしました。

パラメータ「体_X」左上腕のアートメッシュ 0.0 ~ 10.0

左上腕

3. シャツのアートメッシュ

参考画像Bの形状をベースにして調整しました。

パラメータ「体_X」シャツのアートメッシュ 0.0 ~ 10.0

シャツ

4. 足の回転デフォーマ

回転デフォーマを左右の足それぞれに追加しました。
回転デフォーマの角度を変化させることで、足を交差させています。

パラメータ「体_X」右足の回転デフォーマ 0.0 ~ 10.0

右足

サンプルアニメーション

今回作成したパラメータ「体_X」の動作確認用のアニメーションです。
前回作成したパラメータ「顔の動きXY」と組み合わせて動かしています。

サンプル

感想

体の動きを作るとなると、当然体全体のパーツを動かすことになるので、作業量が多く難易度は高めでした。

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