WordPressをカスタマイズする準備【Part2】

今回は WordPress のテーマをカスタマイズする準備として子テーマを作成します。

子テーマとは
既存のWordPressテーマである「親テーマ」の機能や見た目を引き継いだ上で編集するためのテーマ。
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なぜ子テーマが必要なのか?

最初に選択した既存のテーマ ( 親テーマ ) を直接カスタマイズしていた場合、そのテーマのアップデートが行われた際にファイルがすべて上書きされてしまいます。その結果カスタマイズしたものは消えてしまいます。これを回避するために子テーマを作り、そこで編集を行う必要があります。

子テーマの作り方

子テーマを作成する手順です。

1. フォルダの追加

親テーマと同じ階層に子テーマのフォルダを追加します。
下図の例では「themes」フォルダの階層に、親テーマ「twentyseventeen」と、子テーマ「twentyseventeen-child」を配置しています。

フォルダの階層

2. style.cssの作成

作成した子テーマのフォルダー内に、「style.css」という名前のCSSファイルを作り、以下のコードを記述します。

style.css
/*
 Theme Name: Twenty Seventeen Child
 Themplate: twentyseventeen
*/

3. functions.phpの作成

子テーマのフォルダー内に、functions.phpというPHPファイルを作り、以下のコードを記述します。

functions.php
<?php
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'theme_enqueue_styles' );
function theme_enqueue_styles() {
 wp_enqueue_style( 'parent-style', get_template_directory_uri() . '/style.css' );
 wp_enqueue_style( 'child-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/style.css', array('parent-style')
);
}
?>
PHP
動的なWebページを作ることを主な目的としたプログラミング言語。
HTMLソースコードを生成することができる。

4. 子テーマの有効化

WordPressの管理画面から「外観 > テーマ」を選択すると、先程作った子テーマ「Twenty Seventeen Child」が表示されます。子テーマの「有効化」ボタンをクリックすれば完成です。

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